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Still More -スティルモア- の わがままボーカリスト『yaz』のお気楽なブログです
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Still Moreの演奏曲のひとつ

『人間の証明のテーマ』

言わずと知れた、角川映画第二弾『人間の証明』の主題歌です。

当時の映画のキャッチコピーは

『読んでから見るか、見てから読むか?』

CMで何度も耳にしたと思いますが、同時にこの曲も何度も耳にしました。

IMG_0003.jpg


























IMG_0004.jpg


























IMG_0005.jpg


























御存知の通り、原詩は『西条八十のぼくの帽子』です。

ジャケットには一部抜粋されていますね。

『ぼくの帽子』 西条八十

母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。

母さん、あれは好きな帽子でしたよ、
僕はあのときずいぶんくやしかった、
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

母さん、あのとき、向こうから若い薬売りが来ましたっけね、
紺の脚絆に手甲をした。
そして拾はうとして、ずいぶん骨折ってくれましたっけね。
けれど、とうとう駄目だった、
なにしろ深い谷で、それに草が
背たけぐらい伸びていたんですもの。

母さん、ほんとにあの帽子どうなったでせう?
そのとき傍らに咲いていた車百合の花は
もうとうに枯れちゃったでせうね、そして、
秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの帽子の下で毎晩きりぎりすが啼いたかも知れませんよ。

母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは、
あの谷間に、静かに雪がつもっているでせう、
昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と、
その裏に僕が書いた
Y.S という頭文字を
埋めるように、静かに、寂しく。



この曲は

これにアレンジを加えて英語詞にしてあるのですが

それの和訳詞はこちら


『人間の証明』 

母さん、僕のあの古い麦わら帽子
何処へいったんでしょうね
母さん、突然風が僕の手から奪い去り
霧の深い谷底へ落ちていった
あの古い麦わら帽子ですよ
遠い昔…そう、あなたを失ったように

突然 風が吹いてきて
僕からあの帽子を奪い去った
空高く、舞い上がり
ひらひらと谷底に落ちていった

母さん、あの古い帽子は本当に本当に
たったひとつの大切なものでしたよ
あの古い麦わら帽子は、もう誰にも取り戻すことは出来ない
あなたが与えてくれた僕の命のように…

突然 風が吹いてきて
僕からあの帽子を奪い去った
空高く、舞い上がり
ひらひらと谷底に落ちていった

母さん、あの古い帽子は本当に本当に
たったひとつの大切なものでしたよ
あの古い麦わら帽子は、もう誰にも取り戻すことは出来ない
あなたが与えてくれた僕の命のように…


いかがでしょう?随分歌詞の意味合いが変わっていますね。

この歌詞を踏まえて聴くとよりいっそう感慨深いものがあります。


ジョー山中 人間の証明-PROOF OF THE MAN- ALBUM VERSION



私が唯一歌える英語詩の歌なのですが

それは歌詞の意味が理解できるから歌えるのです。


ちなみにこのレコードジャケットの子供ですが

ジョー山中さんのお子さんです。

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